ネバリノミノツヅリ

すがた
撮影地:愛知県東海市加木屋町菊尾

はなのアップ
撮影地:愛知県東海市加木屋町菊尾

田畑たはたのまわりや、みちばたなどのくさはらでられ、はなはるにさきます。

図鑑ずかんにノミノツヅリでている植物しょくぶつなかでも、くきおおいものをネバリノミノツヅリといいます。 このあたりではこのネバリノミノツヅリはよくますが、ノミノツヅリはまだつけていません。

※ 専門知識のある方へ。

最近、愛知県で見られるものはノミノツヅリではなく、いつの間にか毛が多いものに変わってきているという話があります。 普通、ネバリノミノツヅリはネバリの名が示すように、毛は腺毛で粘り気がありますが、今見られるものは粘り気がありません。 これは愛知県だけのことではないようですが、どのくらいの範囲でこのような状態なのかはわかりません。 この粘らない毛のあるものは外来種の可能性も指摘されており(田中,2001)、 そうだとすると知らず知らずのうちに在来種から外来種にいつの間にか入れかわっているということになります。 この他、ネバリノミノツヅリの粘り気のないタイプの在来種の可能性もあるため、研究が進展するのを待っているところです。 とりあえず、今回は粘り気のないタイプのネバリノミノツヅリとして紹介しておきます。

参考文献
田中徳久(2001)ナデシコ科 CARYOPHYLLACEAE.神奈川県植物誌 2001.625-649.神奈川県立生命の星・地球博物館.

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