ヒガンバナ
別名には曼珠沙華(マンジュシャゲ)というものがあります。天上を飾る赤い花の意味だそうです。
入院中、同じ病棟にいたおばさんが、「三途の川を渡らせてもらえなかった」と言っておりました。このようなセリフは時々生死の間から戻られた方が口にするようです。
「この世のものとは思えない美しい花園があった」
「それはそれはきれいだった」
と、そのとき何度も聞きました。そのときは思いもつかなかったのですが、退院後、「そういえばマンジュシャゲはあったのだろうか」と写真を見ながら考えてしまいました。でも自分で体験はしたくないですよね。