岩屑流(岩屑なだれ)堆積物
火山の爆発や地震が引き金となり山が崩壊してできる堆積物です。山がくずれさったために山を作っていた様々な岩石がごちゃごちゃに混ざっていることが多く、また数十から数百メートルの巨大なブロックのようになって、いわゆる流山(ながれやま)と呼ばれる丘のような地形となっていることもあります。
写真の露頭では右側と真ん中上に赤紫色っぽい火山岩のところがあり、中程には成層した地層の断片が見えています。左上にある地面に平行に近い地層は、この山体崩壊の後にたまった火山灰層です。
ちなみに水が多く含まれる状態だと土石流となり、比較的渇いた状態だと岩屑流となります。