断層と不整合
下の方の白っぽい地層がだんだんに落ち込んでいたり、また上がったりと、縞模様が切れていることがわかるでしょうか。地層が切れているところが断層になります。きれいに分かれていることがわかり、おもしろいと思います。
この断層の見られる地層の上に急に濃い茶色の地層が見られるようになっています。この2つの地層の間はまっすぐな縞とはならず、ガタガタとしていることがわかると思います。このガタガタ部分が不整合になります。ただし不整合と呼べるのは、下の地層が堆積したときと上の地層が堆積したときの時間がかなり空いていて、浸食を受けている場合に限っています。洪水などで同じ時代の地層をえぐってしまう場合があるのですが、その場合は見た目が一見同じでも不整合とは呼びません。したがって不整合と呼ぶには注意が必要です。
ちなみに左下の水色のシャツを着ている人から、崖の大きさがわかると思います。
(撮影地 : 大分県大分市)