朽ちた木の中で越冬していたコガタスズメバチの女王バチです。必死に動こうとしていましたが、寒い中ではなかなかうまく動けないようです。お尻の針を出して入れ、出して入れと、何度も攻撃しようとしていました。ちょっとかわいそうだったかな。
何種類ものスズメバチの仲間が、すべてよく似た橙地に黒の色模様となっているものはミュラー型擬態と呼ばれています。近い仲間同士で色模様が似ているのは当たり前のような気がしますが、これも擬態なのだそうです。他のハチでのことですが、別の色彩が一種類で現れたとき、それは結局捕食者に襲われることが多かったのか生きていけなかったようで、複数種であったときには生きていけたというような事例があるとのこと。自然はうまくできているなぁと感心したものでした。
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