枯枝の中で越冬していたクマバチたちです。巣を真っ二つに割ってしまって慌てたのは割った本人よりものんびり寝ていたクマバチの方かもしれません。
クマバチは越冬するときに、しばしば親バチと子バチが一緒に同じところにいる種類として知られています。親バチが子バチの面倒を見るところは亜社会性昆虫ですが、亜社会性昆虫で子が親と同じになるまで面倒を見る種類はほとんどおりません。親子が同居するということから、子どもも次の子育てに従事するきっかけになる可能性があると見られ、真社会性昆虫となる一歩手前と考えられています。ちなみにこの写真の中のどれが親かというと、わかりませんでした。残念。
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