クロオビシロフタオ
不思議なとまり方をするガです。チョウやガはハネを広げるときに、前と後ろのはねをくっつけたり重ねたりするものばかりですが、このガは前のハネは広げて、後ろのはねは胴体にくっつけてとまります。なんでこんなとまり方なのだろうかと、進化の意味を考えてしまいます。
あとで知ったのですが、このガは進化を考える上で、もっとおもしろい事例の持ち主でもありました。葉の上にとまった白い色は非常に目立ちますが、これは葉の上にベタッとついた鳥のフンと同じ色。鳥のフンに化けている隠蔽として知られている変わり種でした。