ミドリシジミ 卵
直径が1ミリにも満たない小さな卵で、表面がでこぼこしている変わった形をしているのがわかるでしょうか。ミドリシジミの仲間は通称ゼフィルス(森の妖精)と呼ばれる、美しくかわいいチョウです。撮影地はそのミドリシジミを呼び込もうと、ビオトープに幼虫の食樹を植えた場所で、4年後に見事に産卵が確認されました。この夏は成虫の美しい姿を撮影したいものです。
ちなみに上の写真は枝に産まれていたもの、下は幹に産まれていたものです。卵は産まれてからそのまま夏と冬を越え、翌年のハンノキの芽吹きと共にふ化します。長期間同じ場所にあるためでしょう、春先に撮影したときには周囲のコケが卵にも付いているところが何カ所かありました。