上は緑色のタイプ、下は褐色のタイプのオオカマキリです。バッタやカマキリなどには緑や茶といった複数の色のタイプを持つ種類が幾つかいます。同じ個体が色を変えることはできないのですが、個々の個体ごとに様々な個性のある色模様を持っています。緑色のものは生きている草にまぎれこむと効果的に隠れることができ、茶色のものは枯れている草にまぎれこむと効果的に隠れることができます。ただしカマキリは隠れて外敵から身を守ること以上に、相手に気づかれずに近づくために、このような色模様となっていると考えられており、ペッカム型擬態または攻撃擬態と呼ばれています。
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