オオスズメバチ
昆虫の世界での食物連鎖の頂点に立つ種類の一つです。昆虫にとって恐ろしいだけでなく、人にとっても恐ろしい生き物の一つです。刺されると命に関わることもありますので、むやみにいたずらしたりしないようにしたいものです。でも恐い恐いというばかりではなく、人にとって非常に重要な益虫ともなっています。農作物の害虫をものすごく捕るためです。地域によってはスズメバチの仲間は大切に保護されています。

ハチの仲間によくある色彩はジガバチなどの黒地に黄色の模様と、スズメバチなどの橙地に黒の模様のものです。この色彩の真似をして捕食者を刺すと思わせて身を守る昆虫がおり、真似をする側をベイツ型擬態種、真似をされる側はモデル種と呼んでいます。また何種類ものスズメバチの仲間がよく似た色模様となっているものはミュラー型擬態と呼ばれています。