テングチョウ
テングチョウの名前は、他のチョウと違って頭が突き出たような形をしていることによります。よく見ると突き出ているでしょう?この個体は越冬したものです。ハネを閉じて落ち葉に混ざっていると、どこにいるのかわからない、見事な保護色になっています。
このようにそこにいるのにわかりにくいものを隠蔽(いんぺい)と呼んでいます。落ち葉以外にも枯葉のところにとまっていてもわからないですし、枝にとまっていたときでも枯葉にしか見えませんでした。チョウにはハネの表はきれいでも裏はこのように地味なものが多く見られます。