ツチイナゴ
上が幼虫、下が成虫になります。バッタの仲間は不完全変態と呼ぶ、幼虫と成虫の姿があまり変わらず、サナギの時代のない昆虫になります。不完全変態のバッタの多くは、ハネを除けば幼虫と成虫がよく似た色模様をしています。しかし今回紹介するツチイナゴは、越冬前の幼虫は葉の生い茂る中で目立たない緑色で、越冬する成虫では葉が枯れた中で目立たない茶色となる、大きな変化をするバッタになります。自然の妙という感じの見事な変わり身です。