アブラムシの甘露を集めているウメマツオオアリです。お腹はすでにふくれあがっていて満腹に近い状態。次々と入れ替わって、交代で甘露を採取しにやってきます。春には色々な植物で色々なアブラムシが見られると同時に、その甘露を集めるアリたちも観察することができます。この甘露をもらう代わりにアリはアブラムシを外敵から守ったりすることが知られています。ただし、お互いが得をする場合があれば、アリがより多くの得をする場合もあります。それにより相利共生という呼び方と、片利共生という呼び方があります。写真のアリとアブラムシとの関係はどちらなのかわかりませんので、単に共生と呼んでおきます。
このウメマツオオアリには小型の働きアリと大型の働きアリの2種類の働きアリがいることが知られています。大型のものはいわゆる兵アリにあたります。このようなお互いに分業して社会を築いてる真社会性昆虫がアリにはたくさんおります。アリはハチがハネを無くした昆虫ですので、分類上は同じハチ目になります。
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