富士山麓にある青木ヶ原樹海での一コマです。土に根を下ろすことができずに、溶岩の上をはうように根がたくましく広がって、木々が生きていることがわかります。ここはたまたま遊歩道で人が通ることがあるために、根の上にはえる苔がとれてしまい、根の存在がしっかりと認識できます。人を拒む地域では根の上が苔むして岩と同化しているため、根の存在が気づきにくくなっています。植物の生への執着を見る思いです。