こちらは愛知県在住のムササビ君の食べた痕です。ムササビの食痕と断定した理由は、枝の切り口が歯で食いちぎったように鋭利になっていること、花芽が食べられて無くなっていることからです。
春先に花粉症で悩む方が多いですが、ムササビはスギやヒノキの花芽を食べます。林業面からしてみれば種をつけなくする害獣ですが、花粉症の方から見れば花粉を減らす強い味方、益獣となります。フンの中身を顕微鏡で観察したところ、たくさんの花粉が出てきたそうです。花粉症対策としてかわいいムササビの数を増やすように、みんなでがんばりましょう。
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