ニホントカゲ(越冬)
ニホントカゲの越冬風景を集めてみました。写真上が成体、中が幼体、下が成体が仲良く2つ並んでいます。ニホントカゲの越冬場所は、北向きのガケなど、日の当たらないところの土の中が、経験上多いです。
トカゲは変温動物のため、寒いとまったく動けないと思っている方が多いですが、掘り出されたことに気がつくと、結構速く動いて逃げていきます。中の写真の幼体は、逃げ出すために体を起こしたところです。安眠を妨害してしまい、悪いことをしてしまいました。


※ 最近このページに対して、「どうやって撮影されたのか」と質問が何度かあり、毎回返信しているのですが先方が携帯電話からの問い合わせメールのためか、つながらないようです。 この場を借りて回答いたします。

この写真はその地域の昆虫相の調査時に、崖を崩して土の中で越冬している昆虫を探していたら偶然出てきたものです。 カナヘビは崖を崩したとき、森を通る小道の散策路の階段を修理するために崩したとき、木を輪切りにして設置しただけのベンチの下、野積みしてあった材木の隙間から、見つけた経験があります。 ですが、ニホントカゲはまだ崖を崩したときにしか出会ったことがありません。 カナヘビとニホントカゲは微妙にすみわけしている感じですが、その棲み分けしている環境の中では同じようなところで越冬しているのではないかと思っています。 ただ、個体数の違いのせいか、なかなか越冬トカゲには出会えないでいます。 以上がわかっていることです。参考になることがありましたら幸いです。

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