クロマツ

:まつぼっくり
撮影地:愛知県東海市富木島町八丁ケ根 木庭八幡社

みき
撮影地:愛知県東海市加木屋町御林

クロマツはもともとは海岸かいがんちかくにおお植物しょくぶつですが、 神社じんじゃてらなどによくえられています。

よく植物しょくぶつにはアカマツがあります。

アカマツはみきかわいろあかっぽく、 クロマツはくろっぽいことでわけられます。

このみきかわは、樹皮じゅひとよびます。

また、アカマツのをつついたときはあまりいたくありませんが、 クロマツのをつつくと、チクチクしてとてもいたいので、すぐにわかります。

チクチクでためすときは、ケガにをつけておこなってね。



※ 専門知識のある方へ。

愛知県の内陸部など、このあたりのものは遺伝子的には純粋なクロマツではなく、アカマツとの交雑が進んだアイグロマツとするのが正解という話もあります。 細かな特徴を加味すれば、一部の木はクロマツとアイグロマツが区別できるかもしれませんが、確実なのは遺伝子を見ることという話も耳にします。 知多半島では維管束の構造からクロマツとアイグロマツの分布状況が調査されており、その分布状況ではこのあたりではクロマツとされているため(高津,2000)、交雑種としてもクロマツの特徴が強く出ていること、 東海市の名木としての登録はすべてクロマツとなっていること、 普通の図鑑ではアカマツとクロマツの両種とその見分け方しか掲載されていないこと、 遺伝子での同定は一般にはできないこと、児童への説明が遺伝子では難しいことなどから、 ここではクロマツを優先して説明することにしました。

参考文献
高津英夫(2000)知多の生物の観察と保護 その1.知多の自然誌 ほたる.(14):49-83.東海市ホタルの会.

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