雑木林で見られる木です。秋にドングリが楽しめます。
船島小学校でもトトロの道などで植えられたものが見られます。
ドングリが枝についているところは、パンツとかぼうしと呼ばれるものがついていて、
もようや形は種類を見わけるポイントとなります。
シラカシとアラカシはしましまパンツ、
コナラとマテバシイはつぶつぶパンツ、
クヌギとアベマキは毛むくじゃらパンツです。
このパンツやぼうしのところは、専門用語では殻斗といいます。
シラカシとアラカシは葉もドングリもよく似ています。
見わけるポイントは葉のふちにあるギザギザと葉の幅です。
シラカシの葉の幅が狭く、ギザギザはこまかくて葉の半分以上についています。
アラカシの葉の幅が広く、ギザギザはあらくて葉の半分ぐらいまでしかありません。
この葉のふちのギザギザは、専門用語では鋸歯といいます。
ドングリのなる木が船島小学校にいろいろと植えられていますが、
絆の森はコナラのような冬に葉がおちる落葉樹がたくさんあり、
トトロの道には一年中葉があるシラカシやアラカシ、スダジイといった常緑樹のドングリの木がたくさんあり、
ドングリの形のちがいをくらべることができます。
ふつう、ドングリの木は背が高くなって、ドングリがなっている姿などは観察しづらいものです。
ところが船島小学校ではらくだ山があるおかげで、高いところから木を見ることができます。
こういう、観察によいところはなかなかないので、よく見てみましょう。
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